
「褒められたら素直にありがとうって言うのが一番いい」と思ってます。 普段、パートナーや子どもたちから何気なく褒めてもらえる瞬間ってあるよね。
でも、そういうときに「いやいや、そんな大したことしてないよ」とか、「まだまだだよ」って、 つい反射的に謙遜してしまうことがありませんか?
実は、私自身もずっとそうだったの。だけど、最近になって、「褒められたときは、素直に“ありがとう”って言うのが一番いいんだな」って、心から思うようになったんです。
なぜなら、変に謙遜しちゃうと、相手に気をつかわせちゃうことが多いから。 家族って一番近い存在だからこそ、気持ちのやりとりって繊細ですよね。
たとえば、子どもが「ママのお弁当、美味しかった!」って嬉しそうに言ってくれたのに、「いやいや、冷凍食品ばっかりだったよ」なんて返しちゃうと、せっかくの子どもの気持ちを否定してしまうことになります。
パートナーにだって、「いつも頑張ってくれてありがとうね」って言ってくれたときに、「いやいや、たいしたことしてないよ」なんて言われたら、ちょっと寂しく感じるかもしれない。
そうやって“褒めのキャッチボール”を受け取らないクセがついてしまうと、気がついたときには、お互いに褒めるのを遠慮し合ってしまうようになってしまう。 つまり、謙遜しすぎると、相手の好意を真正面から受け取るチャンスを自分で減らしちゃうことになるんだと思う。
“ありがとう”の大切さを実感したのは、妻との何気ない会話の中だったんです。
その日は平日で、お互い仕事でバタバタしていて、夕飯後の洗い物が山のようにたまってて、
いつもはどちらかが声をかけて分担するんだけど、その日は妻が疲れていそうだったから、先に黙って全部片付けちゃったの。
そしたら、リビングで一息ついてた妻がふと立ち上がってキッチンを見に来て、「えっ、全部やってくれたの?ほんと助かったよ、ありがとう」って、少し驚いたように笑って言ってくれたんだ。
いつもの私だったら、「たいしたことじゃないよ」とか、「自分の分もあったしね」なんて、ちょっと照れ隠しで流してたと思う。
でもそのときは、思い切って素直に「うん、どういたしまして。ありがとうって言ってもらえると、やってよかったなって思うよ」って言ってみたんだ。
そうしたら妻がふわっと笑って、「うん、なんかすごく嬉しい」と言ってくれたのが、妙に心に残っています。
その瞬間、「ああ、素直に言葉を受け取るって、こういう気持ちの良さがあるんだな」って、しみじみ感じたんだよね。
それ以来、褒められたり感謝されたときには、素直に「ありがとう」や「どういたしまして」を言葉にするようにしてる。
すると不思議と、パートナーとの会話がやわらかくなって、ちょっとしたことでも「いい雰囲気」が生まれるようになったんだ。
家族の中でも、“ありがとう”って言葉ってやっぱり特別なんだと思う。
「パパ、かっこいいね」とか、「ママ、いつもありがとう」とか、「今日のごはん、おいしかったよ」って言われたとき、それを照れて否定してしまうよりも、「そう言ってくれてうれしいよ。ありがとう!」って素直に返すことで、言った側も言われた側も、心がふんわりあたたかくなる。
そして、その「ありがとう」の積み重ねが、家族の絆をもっと強く、もっと優しくしてくれる。
何より、自分の中にある“ちゃんとやってる自分”を少しずつ認めてあげられるようにもなるですよ。
だから私は、これからも「褒められたらありがとう」。このシンプルな習慣を、大切にしていきたいと思ってます。